同人誌
「個人誌」など、この定義から外れるものも同人誌として認知されているため、むしろ執筆者が自ら発行元となる雑誌と捉えた方が、より実態に近い。また、対義語が「商業誌」であるため、営利を目的としない雑誌という印象が強いが、営利性の有無による分類ではない。むしろ両者の違いは流通形態を巡るものである。
元々は文学などの著述の分野で始まったものであるが、現在では漫画・アニメなどの分野の市場が拡大し、特に分野を限定せずに同人誌といえば、こちらの方を指すことが多い。
また、同人誌と、非営利色の強い少部数の商業誌を含めて、「リトルマガジン」と呼ぶこともある。こちらは、同人誌に用いる場合は文学・評論系にほぼ限られる。
文学系
文学系の同人誌は、とくに中核となる催事などは有さず、既存の商業文芸誌における批評や口コミによる情報交換が行われている状況にある。一部の文学賞は同人誌での発表を条件としたものもあり、執筆者にとって出版および投稿の価値は高い。日本文学で作家個人の経験が重要となる私小説が大きな位置を占めることから、地域的な繋がりの強い同人誌も多く見られる。漫画・アニメと比較してインターネット等を活用する割合は低いが、インターネットを利用し、地域を越えた交流の試み(小説投稿サイト)も徐々に始まっている。


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